メールマガジン
第10回 2008年7月28日発行版
2008年7月28日
プレクストークユーザーの皆さんこんにちは。
プレクストークのメルマガ編集室です。
皆さん、いよいよ夏本番!! 暑い日が続きますが いかがお過ごしでしょうか。今年は4年に1度オリンピックの年。8月8日から24日まで17日間、バレーにサッカー、野球、水泳などなど・・・テレビやラジオの前で大いに盛り上がりましょう。
ますますヒートアップの夏ですが、こちら信州の夏も直射日光が強く暑いです。でも日暮れ頃になると途端に涼しくなりクーラー要らず。
湿度が低いのも信州の良さですね。一つ物足りないのは海が無い事。
新潟県谷浜海水浴場は信州の海と言われるほど、海が大好きなお国柄なのですが、・・・ないものねだりですね。
(Katsumi)
◆◇みんなで広げるDAISY図書・音声情報の輪◇◆
「プレクストーク」 お役立ちメルマガ 第10号
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目次
♪~【1】「日本一短い手紙」と「かまぼこ板の絵」の物語コラボ展in信州
♪~【2】プレクストーク利用者への説明方法 ~CDの取り扱い方~
♪~【3】米国展示会レポート「NFBとACB」
♪~【4】編集後記
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♪~【1】「日本一短い手紙」と「かまぼこ板の絵」の物語コラボ展in信州
このコラボ展のこと、どこかでお聞きになったことありますか?
今回、信州では初めて開かれるこの「コラボ展」をご案内します。
福井県坂井市(財)丸岡町文化振興事業団が主催して、これまで90万通の作品が寄せられている“一筆啓上賞”「日本一短い手紙」と愛媛県西予市にある市立美術館「ギャラリーしろかわ」で毎年募集している日本一小さなキャンバス「かまぼこ板の絵」。
この「日本一短い手紙」にぴったりな「かまぼこ板の絵」、「かまぼこ板の絵」にぴったりな「日本一短い手紙」。別々な想いの手紙と絵が一つになって、感動の物語が誕生しました。
そして、今回初の試みとして、目の不自由な方への立体コピー、点字、DAISY音声システムでの作品展示もあります。このDAISY音声システムに協力しているのが、下諏訪町図書館やまびこの会様(音訳)とシナノケンシ(編集・機器提供)です。
目の不自由な方だけでなく、多くの人が作品に「さわって」「聞いて」目が見えないってどんなかんじか体感できる「コラボ展」です。
長野県の松本と岡谷の2会場、お時間があればぜひぜひ足をお運びください。 (典)
◆松本展 あがたの森文化会館
8月20日(水)―24日(日)
AM10:00~PM8:00(最終日は、~PM3:00)
◆岡谷展 諏訪湖ハイツ
9月6日(土)―15日(月)祝
AM10:00~PM8:00
主催者ホームページはこちら
http://maruoka-fumi.jp/access.html
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【2】プレクストーク利用者への説明方法 ~CDの取り扱い方~
今回から、新たなシリーズとしまして、音訳ボランティアの皆さまが、プレクストーク利用者に機器の使用方法を説明される際に、参考になる情報をご提供します。
第1回目は、初めてCDを使われる方への、CDの取り扱い方法の説明です。
いまさら、CDの取り扱い方なんてと思われる方もいらっしゃると思いますが、録音図書や声の広報などをカセットテープで聞かれている利用者の皆さんの中には、今までCDに触れたことがない方々が、まだまだ数多くいらっしゃるのです。
そのような利用者のために、今後CDに記録したDAISYを聞いていただく場合は、まずCDの取り扱い方を説明する必要があります。
今回はそのCDの取り扱い方の説明方法を皆さまにお伝えします。
1.CDはレコードのような円盤の形をしていますが、大きさはレコードにくらべてとても小さく直径は12cmしかありません。大人の手の大きさがあれば、片手で持つこともできます。
2.また、CDにはドーナツのように中心に丸い穴があいています。穴
の大きさは、ちょうど人差し指を差し込むことが出来るくらいの大きさです。
3.そのCDを持つときは、真ん中の穴に人差し指を入れ、外側のふちを他の指で支えるようにします。または、CDの外側のふち全体を指で持つようにします。
4.CDの面は裏表がありますが、裏面にはレコードと同じように大切な音声が記録されていますので、なるべく触らないようにしましょう。
なお、触った感覚でCDの裏表の区別はほとんどつきませんので、表裏がよくわからない場合は一度手元にあるプレクストークに入れてみましょう。正しい向きでCDを入れればプレクストークは正常にCDの内容を読み込んで、「DAISY図書です」その後に続いて、本のタイトルを自動で知らせてくれます。
なお、音楽CDを入れた場合は、読み込んだ後に「音楽CD」とお知らせするだけです。
5.もし、裏表が間違っていると、しばらく読み込み中の音楽が流れ続けますが、最後にはプレクストークもあきらめて、「再生できないディスクです」とお知らせしてくれます。そのような時は、CDを取り出して裏表を逆にし、改めてプレクストークに入れてみましょう。
今回のテーマ、CDの取り扱い方は以上です。 (Hide)
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♪~【3】米国展示会レポート「NFBとACB」
アメリカでは今年の独立記念日の7月4日の前後に、視覚障害者の2団体の全国大会があり、当社も展示会ブースにプレクストーク製品を出展しました。
1つはNFB(全国盲人連盟:筆者訳)の全国大会で、テキサス州ダラスで行われ、展示会は6月30日から7月4日まででした。大会は3千人程の参加だったようです。会場となったホテルは、棟が2つもあるような大きさにも関わらず、貸切に近い状態でした。あまりの広さに、参加している視覚障害の方が「自室から会議室まで30分以上かかるよ」とボヤいていた程です。
もう1つがACB(アメリカ盲人会議:筆者訳)でケンタッキー州ルイビルで、展示会は7月5日から10日にかけてでした。大会参加者は主催者公表で約2千人です。こちらも、ケンタッキー州で由緒あるホテルをほぼ貸し切っての開催です。
大会の進行は、どちらの大会も非常に円滑でしたが、それぞれに特徴があります。NFBは組織的な統制が素晴らしいです。ホテルの至る所に係員が配置され、大声で「参加登録はこちら!」「展示会会場はこっちですよ!」と案内しています。係員のほとんどは視覚障害の方で、道
に迷った我々にも温かく声を掛けて下さり助かりました。
またNFBでは、スポンサーとなっている大手宅配会社が高校生を集めてガイドのボランティアを提供していました。てきぱきとしたガイドぶりが爽やかな印象でした。
一方ACBは係員皆さんの個性が発揮されている印象です。展示会会場の音声案内の男性がなかなかユーモラスでした。お客さんの少ないブースを直々に訪れては、「はい皆さん、32番ブースでは色々な商品があるので是非来てやって下さい!このブースの人達、とても退屈そうでかわいそうだよ!」。
さて、当社は展示会で、PTN1やPTR2、及び現在開発中の小型DAISY録音再生機のPRを行いました。
特に小型機は、ブースに訪れた約500人の方全員に形状サンプルを手に持って頂きました。持った瞬間の声はいずれも「こりゃすごい!」「ワオ、いけてる!」。
また、本体に搭載される予定の充実した機能を説明したところ、さらに驚いていらっしゃいました。弱視の方は本体の色が黒と白と選べることに大変好意的です。全体には黒が好まれる傾向でしたが、若い女性を中心に白も好まれ、ハローキティのゴムで髪を束ねた10代の女の子は「白がいいに決まってるじゃない!」と喚声を上げていました。
一方で、当社製品を既にお使いの方からは、当社の強みでもある音質や簡単な操作性を期待している、とのご意見も頂きました。
夜になると、昼間の展示会の軽い疲れを癒すためホテル内にあるスポーツバーへ毎晩のように行きましたが、そこはいつ行っても、大会に参加している視覚障害者の方々で満席です。点字のメニューが置いてあり、ビザやポテトチップス、お酒やジュースをそれぞれ注文し、大会で久しぶりに会う方と旧交を温めたり、親しい友人とはしゃいだり、恋人やパートナーと語らったり、皆さんそれぞれに楽しんでいらっしゃいました。
これらの展示会で得た経験やエンドユーザーの方々の声は当社にとって大変貴重なものです。今後もアメリカに限らずできるだけ同様の展示会に参加したいと思います。
また、皆さんも色々な大会で出展している当社の会場へ、ぜひ足をお運びください! (Em)
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♪~【4】編集後記
夏といえば、ここ上田の山一つ越えた諏訪市では、8月15日毎年恒例の「諏訪湖祭湖上花火大会」が行われます。湖上、半円の花火も水面に映し出され円形の花火になります。周りを山に囲まれているため、反響が倍増されお腹に響いて迫力満点。是非こちらも観に来てくださ~い。
(Katsumi)
みんなで広げるDAISY図書・音声情報の輪‐「プレクストーク」お役立ちメルマガ第10号‐はいかがでしたでしょうか。
これからも音訳ボランティアのみなさんに、少しでもお役に立つような情報をお伝えしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
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発行日:2008年7月28日
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シナノケンシ株式会社 システム機器事業部
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